転職活動の志望動機に悩まないため、転職活動の志望動機を考える超正攻法その1では人生のゴールを、転職活動の志望動機を考える超正攻法その2ではその人生のゴールに至るために転職活動の結果手に入れるべき要素を考えてきました。
今回は理想ではなく現実に目を向けます。
転職活動の志望動機の思考法Step3
今回は貴方にどんな力や経験があるのかという事を整理します。
いわば自己PR作りのための自己分析・経歴の棚卸しに近い作業です。
なぜそれが志望動機を考える上で重要なのか?
それは勿論、自己PRと志望動機には密接な関係があるから。
更に言えば、自己PRと志望動機を一連のストーリーにして語る事が面接で有効だからです。
志望動機ステップ3:貴方のスキル・経験・属性
この作業のコツは、貴方を限りなく多くの能力や知識・経験のパーツに分解することです。
以下に具体例を2つ挙げます。
【具体例1】:IT業界で事務系スタッフ(経営企画・営業支援など)をしていた人
☑業界のパーツ
無形のサービス、BtoBビジネス、個別カスタマイズ、高価格帯(数千万円)、IT技術知識…
☑職種のパーツ
集計業務、分析業務、社内コミュニケーション、会議・イベント運営、企画立案…
【具体例2】:人材サービス業界で営業職をしていた人
☑業界のパーツ
景気連動、BtoB・BtoCビジネス、中価格帯(数十~数百万円)、採用業務知識…
☑職種のパーツ
新規開拓、対人折衝、仮説立案、ヒアリング能力、目標達成意欲…
このように、大きくは所属した企業の業界と従事した業務のカテゴリが存在します。
そして、それらが更に詳細なスキル、知識・経験のパーツによって成り立つイメージです。
手元に並んだ単語を読み返して見て下さい。
それら一つ一つが求職者としての貴方の実力を証明するキーワードになっているはずです。
次回、志望動機の最終ステップでこれまで抽出した貴方の理想と現実を突き合わせます。

リクルート出身で自身も数度の転職経験を持つ筆者が選びました。
転職エージェントには個々の強みと特色が存在します。
貴方にとってベストに近い選択肢を複数持ち、積極的に彼らを利用していきましょう。