転職ノウハウ

転職と見た目・外見の関係性。キャリアで勝負と言っても…ね?

一般的に就職活動では第一印象が大切と云われています。

 

学生には企業戦士としての即戦力を証明できるような実績は求めにくいものです。
結果的に、人として接した瞬間の印象や立ち居振る舞いが重要視されることとなるわけです。

 

一方転職活動ではどうか?
確かに面接までの過程には転職希望者の持つキャリアが大きく関わってきますが・・・

転職活動にもルックスは関係ある?

「人は見た目が8割!」

いつかどこかで話題になったフレーズです。
流行語さながらいつまでも連呼されたものではありませんが、真理を突いている言葉ではあると思います。

 

さて、転職活動における「見た目・外見」の干渉度合いはどのようなものなのでしょうか?
はたまた、ルックスは全く関係なくただキャリアと実績で判断される?

 

敢えて大切な事を基礎的に振り返っています。
今貴方にも面接官の立場に立って考えて頂ければ幸いです。

 

一緒に働く方を選ぶなら、どんな方が良いですか?」

転職活動における見た目・外見・ルックスの正体

出典:採用担当者の意識調査(ワークポート)

こちらはワークポートが実施した採用担当者の意識調査結果から作成したグラフです。
転職面接の場で、転職希望者が伝える話の内容以外の部分への採用担当者の興味

 

  • 身だしなみ・清潔感
  • マナーがあるか
  • 雰囲気・第一印象

 

およそ見た目・外見・ルックスという言葉が示しそうな部分を統合すると実に全体の52%。過半数を超えてきます。
これらがどうやらキャリア以外の部分で転職活動の結果を左右し得る要素になるということです。

 

キャリア面をおろそかにしているのではなく、キャリア面をクリアしているから面接の場が与えられているのです。
その前提で、今一度就職活動時代に戻った新鮮な気持ちでこれら見た目の要素をクリアするためのポイントを考えてみましょう。

身だしなみ・清潔感

「ちょっと!?そんなシワだらけのシャツで行くの!?」

現職で仕事を持ちつつ実施する転職活動はスケジュール的にもハードです。
面接を休みに日に調整できず平日の業務後に挑むということもよくある話でしょう。

 

  • 衣服面:シャツやスーツがシワシワ、靴がドロドロ
  • 身体面:髪やヒゲ、爪の手入れがおざなり
  • アイテム面:汗ダラダラなのにハンカチがない

 

清潔感という課題のもっとも難解な部分は、当日面接会場まで来てしまうとほぼ改善が不可能になる点です。
なので、普段から気を付けて心がけるクセ付けが肝要です。

マナーがあるか

「(うわ…タバコ臭い…)」

マナーそのものは外見要素のみで構成されるカテゴリではありません。
しかしながら、外見要素の中でマナー面にかかわる配慮はいろいろと考えられます。

 

  • 面接直前にタバコを一服、面接室に入ったら想像以上に狭かった
  • ついついガムを噛んだまま会社の受付担当へ赴いてしまった
  • 寒いのでコートを来たまま面接会場のビルに入りエレベーターへ

 

マナー面は清潔感と比較すれば直前でも気付きで防ぐことができる要素です。
オススメの考え方は、「面接会場の駅に着いたら警戒する」です。

雰囲気・第一印象

「雰囲気や印象なんて、受け取り手次第でこっちはどうしようもないじゃないですか…」

このように誤解して嘆く方も多くいらっしゃいますが、それこそ受け取り方が間違っています。
雰囲気や印象なんて、もっともその場の心掛けひとつで挽回可能な要素なのですから。

 

  • 挨拶:「はじめまして」の一言をハッキリとしっかりと
  • 声量:内気な方はちょっと大きすぎるかなくらいで丁度
  • 表情:笑顔をキープし、相手の話には相槌を常に打つ

 

雰囲気と第一印象に一番アドリブが利くのが伝わるでしょうか。
何故ならば、それはほとんどが表情と声で決まる要素だからです。

これはタレントの面接じゃない

「あの人、すごい綺麗な人と歩いてるな…」

たまに街で見かけることはないでしょうか、恐れながら見た目が少し不釣り合い・アンバランスなカップル。

 

自分の「外見・見た目・ルックス」に自信がないという先入観をお持ちの方は、その先入観から面接の場で自分をスポイルしてしまいがちです。
そんなときこそ上記のカップルを思い出しましょう。造形がよくない方の相方さん、きっと内からにじみ出る自信のようなものが感じ取れるはずです。

 

転職活動における外見要素は、事前の準備と当日の気配りと面接の場のアドリブでクリアできます。
苦手意識がある方はある程度の練習を要しますが、それこそ転職エージェントにでも友人にでも付き合ってもらえば良いです。

 

貴方のキャリアが認められているから、最終的に総合力で比較されるんだという事を意識して食らいつきましょう。

登録すべき転職エージェント

リクルート出身で自身も数度の転職経験を持つ筆者が選びました。

転職エージェントには個々の強みと特色が存在します。
貴方にとってベストに近い選択肢を複数持ち、積極的に彼らを利用していきましょう。

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