転職活動における面接では転職希望者の採否に関わる選考が実施されます。
スキルの判定は勿論のこと、それを正確に相手に伝えるコミュニケーションを意識する事が大切。
コミュニケーションを制する者が面接を制する。
でも、コミュニケーション能力とはよく言われますがそれって一体なんなのでしょうか?
それは今回のタイトルの答えに当たります。
結論から返答する事がコミュニケーション能力を証明する
面接という緊張の場において、人は普段実施する会話のペースを忘れます。
必要以上に丁寧な言葉遣いや言い回しを意識するあまり見落とされるポイント、それが結論からの返答です。
逆に言えば、かなり頭を冷静に保っておかないと質問に結論から返答するのは難しいということ。
結論から答える面接の会話とは?
答えは当然、自分の発する第一声が相手の質問への回答となっている会話のこと。
具体例を挙げる前にまず、面接での質問は大別して2つになる事を確認しましょう。
1.はい/いいえを求める質問
「○○ですか?」「○○しましたか?」
この問いに対する結論からの返答は比較的簡単です。
理由は単純。第一声として「はい」か「いいえ」のどちらかを言えばいいからです。
2.内容を求める質問
「なんですか?」「どうですか?」「どのくらいですか?」
前者に対してこちらの質問は少しコツが要ります。
瞬時に相手の質問を理解し、返答を準備する必要があるからです。
その際のポイントは、5W3Hの意識です。
5W3Hを意識して質問を切り分ける
転職活動の面接における質問はおおよそ下記8パターンの項目になります。
これらを常に意識し、質問された瞬間に答えの準備に取り掛かりましょう。
1.What
「あなたの特技はなんですか?」
2.Why
「転職活動をするのは何故ですか?」
3.When
「いつ頃入社頂けますか?」
4.Which
「あなたの志向するキャリアはどちらですか?」
5.Who
「ビジネス上、目標とする方は誰ですか?」
6.How
「どうやってこれまでの目標を達成されたのですか?」
7.Howmany
「どのくらいの実績をお持ちですか?」
8.Howlong
「どれくらいの時間をかけてそれを達成したのですか?」
なんで結論から話す必要があるのか?
最後にこの取り組みによるメリットをまとめます。
結論から返答するメリットは、コミュニケーション能力があると面接官が感じること。
コミュニケーション能力があるという事は、「有能な人物」または「感じの良い人物」に見える可能性が高まるということです。
その理由は貴方の自身の感情に置き換えてみればよくおわかりでしょう。
質問をしてもよくわからない前提から話しだす人。
質問をするとまず答えを返し、それから詳細を説明する人。
どちらが話していて気持ちよく感じる人か、そして貴方が面接の場でなるべきはどちらの人か?
答えは言うまでもありません。
リクルート出身で自身も数度の転職経験を持つ筆者が選びました。
転職エージェントには個々の強みと特色が存在します。
貴方にとってベストに近い選択肢を複数持ち、積極的に彼らを利用していきましょう。