当サイトには日々日々転職活動に悩める方に多くお越しいただいています。
検索キーワードにはその方の悩みが如実に現れるものですが、特に具体的なものが経験社数です。
転職活動の採用者側の目線に立った時、候補者の転職回数・経験社数はどう映るのか。
そのあたりの疑問にお答えできればと思います。
何歳で転職何回まで許されるのか?
[ 40代 転職回数 目安 ]
人は不安を解消するため、答えを求めて検索ボックスにフレーズを打ち込みます。
求めていた答えそのもののタイトルを発見した時は嬉しく感じるものです。
もとい、年齢と転職回数の目安について。
- 20代から、10年毎に1社ずつ増加
これが1つの目安だと思います。
あとは転職理由の中でその転職回数・経験社数の必然性をどう訴えるか次第です。
20代から40代までを例に挙げつつ考えていってみましょう、
20代で転職回数1回
「わずか数年で最初の会社を辞めるという判断をしてしまったことはとても軽率だったと思います。だからこそ…」
大卒で20代と考えると、27歳の時点で転職活動をしたとしたら実務経験は5年に満たないことになります。
つまり、何をどう虚勢を張ろうと未熟者なんです。
その部分を包み隠さず、反省と意欲を伝えるような転職理由の語り方であれば特に面接で不利は生じないでしょう。
20代であれば大抵のことは許されてしまうという風潮すらあります。
30代で転職回数2回
「20代は若気の至りもあり、安易な退職をしてしまいました。しかし転職先である現職ではこうした実績を積むまでに至りました。ここから私は…」
前提として、最初に辞めた会社の勤続年数よりもその次の会社の勤続年数の方が長いことが非常に望ましいです。
そのうえで、上記のように若気の至りから今度はしっかりとした経験を積んできたとステップアップする論法にする。
この場合、今回の2度目の転職は前向きなキャリアアップである必要があるので、何かその会社でなければできない業務領域を合わせてアピールするべきです。
繰り返しますが、2度目は軽率な転職ではなく必然性あっての転職だというアピールが貴方を助けます。
40代で転職回数3回
「会社を変えながらも、私の中で1つ筋の通った能力として昇華できてきました。仕事人生最後のステージを探すにあたりまして御社を…」
40代ともなれば、あまり過去をクドクドと説明するのはふさわしくないと考えます。
説得力という意味ではここでも当然勤続年数はあとになるほど伸びている形が望ましいですが、それらひっくるめて全て糧としてきたというどっしり感が欲しいです。
一番のポイントは、「これを最後にします」という強い意思です。
面接官の知り得ない事情は作文しても構いません。深く訊かれれば、前の会社で自分の部門がなくなった等、調査できないやむかたない事情を伝えれば良いでしょう。
40代を求める求人なのですから、それなりの裁量があり実力を求めるポジションでもあるでしょう。
だからこそ、自分はここに骨を埋めに来たという意志を伝える事が肝要なのです。
転職理由の伝え方が何より大切
- こうした事情があり、退職した
- 安易な判断ではなく、避けがたい外部要因だった
基本的に転職理由をこの形に持ってくることで不利な転職回数への質問はしのぐことを目的とします。
この点に課題があることは認め、その上で相手が納得するような説明を心がける。
転職面接には自己PRと志望動機を話す時間があります。
1つマイナスでも2つプラスの評価がつけばそれで良いのです。
リクルート出身で自身も数度の転職経験を持つ筆者が選びました。
転職エージェントには個々の強みと特色が存在します。
貴方にとってベストに近い選択肢を複数持ち、積極的に彼らを利用していきましょう。