自己分析

転職理由で面接官を納得させる技術その2

転職活動には必ず存在する転職理由。
会社を辞めたい今の気持ちではなく、その企業に入社した当時の入社動機を思い浮かべる事で、ポジティブな表現を行う練習を前回ではお伝えしました。

 

今回は貴方の転職理由を根性無しのそれではなくすために一番大事なポイントをお伝えします。

転職理由を正当化する魔法

転職理由を強化するためには2つの要素が必要です。
この要素を加えてしまえば、転職理由を聞く面接官は「ああ、それは仕方ない」という心境に変わる。

 

大事なのは、貴方は青い鳥を追っていない、貴方はちょっとやそっとでは挫けない人だと面接官に理解させることです。

転職理由の魔法1:目標の一貫性

1つ目がこれです。
貴方は人生目標に従って、その達成のために最適な企業を選んでいる。
その目標や、そこから発生したこれまでの企業への志望動機・入社理由が全て筋が通るように演出すること。
これが「目標に一貫性がある」という状態です。

 

「初めて社会に出た時の私の目標は○○です。
これまで所属した企業もその為に選択し、今でもそれは変わっていません。」

 

貴方の転職理由に一貫性を加えると、このような表現が可能になります。
これはすなわち、「あれもしたいこれもしたい」というプロになれない人の正反対にある人のセリフです。

転職理由の魔法2:外部要因による阻害

2つ目はこれ。
貴方は強固な意思と目的意識で企業を選び、目標へ邁進してきた。
しかし、今回自分の力だけでは如何ともし難い事態にあたり、転職を考えた
これが、外部要因による転職理由です。

 

「正直、前の企業ではもっとがんばりたかったです。
しかしながら、どうしてもできない状態になり、転職を決意するに至りました。」

 

貴方が外部要因による転職を決意した場合、このような転職理由の説明になります。
これは、「やっぱりキツいからやーめた」という根性無しには決して言えないセリフです。

2つの魔法を組み合わせて転職理由を強固にする

お伝えした2つのポイントを反映して転職理由を再構築しましょう。
そうして出来上がったものからは、敗者の雰囲気が消え去っている事でしょう。

 

「私は昔から○○という目標を持って仕事選びをしています。
前職もその想いの元入社し、邁進してきました。
しかしながら、今回○○という事態が生じ、改善を試みましたが私の力が及ばない範囲でした。

 

そうして転職を決意しましたが、一方で目標達成への意欲は衰えていません。
外の世界を見た時、その目標への再スタートに一番適していると感じたのが御社の業務でした。」

 

正当化された転職理由を表現すると、後半は必ずそのまま志望動機に突入する形になります。

 

志望動機を考える超正攻法で人生目標を考えていただいたのも、この転職理由からの繋ぎをスムーズにするためです。
貴方の「仕方ない」転職理由を発見し、人生目標に従って選定した企業への志望動機を話せば、そこには面接官の考えこむ表情が見えるでしょう。

 

何を考えているか?どうやって突っ込もうかと考えているのですよ。
でも大丈夫、この型で話せば貴方の転職理由と志望動機を繋ぐ綻びは決して見つからないはずです。

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リクルート出身で自身も数度の転職経験を持つ筆者が選びました。

転職エージェントには個々の強みと特色が存在します。
貴方にとってベストに近い選択肢を複数持ち、積極的に彼らを利用していきましょう。

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