マタハラダメゼッタイ。女性の働きやすさの現状について

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一億総活躍社会が国策に掲げられ、女性の社会での活躍が渇望される日本。

 

ただし理想は理想。
女性の社会進出が大きなテーマに取り上げられる一方で、マタハラ等の正反対の新語が産まれている現状。

 

実態としての女性の活躍、そのための企業の支援状況はどうなっているでしょうか。
幾つかの実例を元に考えてみましょう。

女性の社会進出の現状と課題

図:女性労働人口推移データ(単位:万人)
出典:労働力調査(基本集計)平成27年(2015年)平均(速報)結果の概要

労働力統計を元に2005年から2015年までの10年間の推移を見てみました。
2005年から見た2015年は103.3%の伸長、実数にして100万人近くの増加です。
特にアベノミクス開始後の伸びが大きいように見えるのが印象的です。

 

政府の旗振りにより、全体の伸長は確認できた女性の社会での活躍。
しかし、その維持には個々の企業の支援の取り組みが不可欠です。

 

具体的には出産後の復帰や職務の継続にどんな制度が取り上げられているでしょうか。

時短・在宅勤務

「ようやくウチもIT企業らしくなってきたなって感じました。」

老舗SIerにて5年勤務後結婚・出産を経たEさんはそう口にしました。

 

彼女が希望し、実現したのは一部業務の在宅化。
PCのシンクライアント化等のセキュリティの向上により限定的ではあるものの業務を持ち出せるようになり、週3日の出勤と2日の在宅勤務が可能になりました。

 

総労働時間としては時短勤務も遜色ないものになりますが、通勤時間をカット可能な在宅勤務がよりメリットになる層も多いとの印象を受けました。

キャリアチェンジ

「現場経験をバックオフィスで活かせるならそれも有意義かなと思います。」

ビジネスサービスの営業職だったYさんはこう語りました。

 

彼女は産休後の復職の際、会社側からの提案もあって最前線の営業職から営業企画やバックオフィス業務を担当する部門へ社内転職を果たしました。
顧客との遣り取りで勤務時間にも影響がでてしまう営業職から、決められた時間内に決められた成果が出せるよう働き方を変革。

 

同社ではまだまだポジティブな意味でのフロント部門からバックオフィスへの社内転職は例が少なく、現場経験を新しい風として送り込む事に成功している様子を嬉しそうに話してくれました。

再雇用・リワーク

「いろいろ諦めて退職したから、嬉しかったなぁ。」

メーカー勤務で育児面の不安から一度退職を選択してしまったFさんは言いました。

 

彼女の退職からしばらくして、「限定的ではあるが退職者を当時の待遇にて復帰可能とする」という若年・ミドル層の再雇用が制度化されたのです。
商品特性上、女性労働力の確保が不可欠な同社において女性の活躍を支え続けるために決断・発足した制度でした。

 

育児の過渡期を乗り越えたFさんは早速この制度に応募、現職当時の働きぶりが認められていたこともあり見事復職を果たしました。

ダイバーシティの光と影

「時短つっても人員予算的には1人前カウントだろ?だったら絶対シワ寄せ来るじゃないか。」

とりわけ出産後の女性を支えるための制度が充実する一方で、特別扱いへの風当たりが依然強いのもまた実態。
制度に則ってきちんと責任を果たせる方が居る一方で、安易に利用して会社を去る女性も存在することがこうした風土を生んでしまうのだと思います。

 

求められるのは許容する心。
育児する女性を支えるには、たしかに一時的には組織力が低下します。
しかしながら長い目で見た時にどのようなメリットをもたらすのか、共に働く社員に経営的な視野が求められる時代なのかも知れません。

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