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仕事ができなくて鬱で休職。転職か、復職か

営業会社の激しいマネジメント。
はたまたハラスメント系上司との毎日。

 

ある日突然心が限界を迎え、鬱病から休職に入ることに。
もうダメだと絶望してしまう前に転職や復職の決断について考えてみましょう。

 

肝心なのはいつだって、今からどうするかという貴方の判断です。

鬱になったっていいじゃない

「抑うつ状態…ですなぁ。2週間ほどお休みの診断書を出しましょうかね。」

メンタルクリニックには様々な方が訪れます。
ですが、仕事を通じた休職に至るのは「抑うつ状態」または「適応障害」という診断が多いかと思います。
どちらも、2週間から長くて数ヶ月程度の休職に至ることがある病気です。

 

中には、あくまで休職することを目的にこの診断を取りに行く方もいるらしく。
いわゆる「新型うつ」とカテゴリーされている症状ですね。

 

ともあれ、こうした診断を受けて休職した以上はまずは治療に専念。
お休みの期限が迫ってきた頃合いに、頭に浮かぶ葛藤があります。

 

復職すべきなのか、転職してしまうべきなのか。という思いです。

鬱から復職した人の話

「もうダメだろうなって思ったけど、まさか主任になれるとは。」

鬱病で3年目に休職し、その後復職したIT系エンジニアの方の話です。
業務成績に対するパワーハラスメントに耐えかねて鬱を発症したとても気の毒な方でしたが、復職後は別の部門に異動。

 

当然ながら同期入社と同時というわけにはいきませんでしたが、数年後無事に主任職に昇格することができました。
彼は転職したり、辞めなくて良かったと考えているようです。

鬱から転職した人の話

「調べようはないですからね、あとはがんばるのみ。」

5年目の働き盛りの頃にプライベートでの不幸が重なり鬱となり、休職期間中に転職した経理職の方。
この方は単独で転職活動を行い、病名は伏せたまま次の会社へ転身を図りました。

 

負い目がないので今は伸び伸びと働けている反面、すべてを話せる相手を会社に作ることができない点には少し後悔があるように感じます。
それでも彼は転職して良かったと、腹を括っているようです。

鬱から退職した人の話

「自分の人生はもうめちゃくちゃです。どうしてこんなことになったのか…」

10年真面目に営業職として尽くしてきた方。
この方は明確な誘発原因がなく、心身の変化を自覚していたものの病院にかかった結果鬱病が発覚したという例でした。

 

厄介な事に不安障害と鬱病を併発しており、一度休職したことで線が切れてしまったように治療が長期化。
最終的には退職を選択してしまったという経緯です。

 

傷病手当を受給できているものの、彼はいまだ復帰を果たせていません。

治療は大事、でも続けることも大事

大前提として鬱病の症状やその治療期間は千差万別であり、誰しも復帰不可能な危険性があります。

 

あくまで転職と復職と退職、すべてを選ぶことができる状況にあるならば。
そのうえで経験者の話を聞くに、とにかく働き続けるという行為が大事に感じます。

 

本当に辛かった事を乗り越えた時に人は達成感を感じ、成長します。
それは復職にしても転職にしても大きな壁です。抗う気持ちが大切です。

 

奇しくもタイトルに採用した「仕事ができなくて上司に責められた」ITエンジニアの方が、筆者の取材では一番幸せそうな顔を見せていたのですから。

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リクルート出身で自身も数度の転職経験を持つ筆者が選びました。

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