内定・退職

転職が決まりそうな時、考慮するべきお金と信用力に関わるいろいろ(ローン・クレジット)

転職は自己実現の1つの手段です。
すなわち、傍から見た企業規模の大小が成否を決めるものではありません。

 

優秀さゆえ、裁量を求めて大企業からベンチャーへというのも実によるある例。
その方は結果的に数年後画期的な事例で大企業時代よりも遥かに有名に、そんな時代です。

 

しかしながら、たとえばファイナンス面はどうでしょうか?

転職する前に考えるべきおカネのこと

「え。なんでクレジットカード発行できないの…?」

 

転職で変わる事は2つあります。

  • 自分から見た仕事の世界
  • 世間から見た自分の属性

 

貴方が見える景色が変わったということは当然ながら外側から見た貴方の評価にも変化が生じるのです。
もっとも顕著な例は、大企業からベンチャー企業へ転身した結果生じる金融機関からの与信評価でしょう。

 

失って、はじめてわかる福利厚生や雇用条件の大切さの中でも触れていますが、それまでの当たり前が突然失われる事があるのです。
では、転職して自分の属性が変わってしまう前に何をしておけば良いのでしょうか?

クレジットカードを各ブランド・用途別で発行

ブランド別 用途別
VISA、Master、Amex、JCB、Diners 航空系、EX-IC、電鉄系、流通系

 

転職するからといって闇雲に作るのをおすすめするわけではありません。
一人あたりの借入可能額に上限を設ける総量規制というレギュレーションがあるからです。

 

しかしながら、用途の面から見ると必要なものは必ず出てきます。
次の仕事では飛行機での出張は多くなるのか、はたまた新幹線か。対応したカードを持っていると恩恵と時間短縮等の業務上のメリットが生まれます。

 

用途別に見て補強する必要があるクレジットカードが特定できたら、今後は手持ちのブランドにバリエーションが出るように選択するのが良いでしょう。
上に挙げた国際ブランドのうち3つも持っていれば世界中どこでも決裁に困ることはないと思います。

 

強いていうならば、今後さらなる広がりを見せるであろうスマートフォンのNFC技術を駆使した電子決裁に対応できるクレジットカードを選ぶことくらいでしょうか。
ApplePayを例にとってみましょう。

ApplePayのクレジットカード国際ブランド対応状況

対応 非対応
Amex、JCB、Master VISA(※)、Diners

 

※Suicaを登録することで、VISAカードからSuicaへのチャージという段階利用は可能

ApplePayのクレジットカード電子マネー別対応状況

QuicPay iD
JCB、オリコ、三菱UFJニコス、クレディセゾン、VIEW等 三井住友、イオン、ソフトバンク、NTTdocomo等

 

ApplePayは任意の電子マネーを経由した利用も可能なので、発行会社別に見ると上記くらいまで対応範囲は広がります。
一行で結論付けるのであれば、JCBが最もコミット度合いが高いのでJCBならば問題ないと思います。

必要なローンを組む

住宅ローン 車両ローン その他割賦販売
1ヶ月〜3ヶ月 1週間〜1ヶ月 即日〜

 

今自分が持つ与信属性が高い場合、当然無理のない返済プランのもとに必要なローンを組んでしまうのは賢明や方法です。
転職事例を多く見てくると、世渡りが上手そうな方は転職決定とともに住宅ローン審査と引き継ぎ期間を同時に開始するくらいのしたたかな行動をやってのけます。

信用や経済性に関わる証を残すこと

「結局看板で仕事してたんだなぁって思い知るわ。同時に感謝もしてるね。」

日経225社の1つで史上最年少タイの早さで幹部社員まで昇進し、その後手腕を買われてベンチャー企業へ転身したK氏はこう言います。
その出世の早さから彼の実力は折り紙付きですが、それほど優秀な人材でも大きな企業が物言わず発する力の尊さを口にするわけです。

 

これは仕事面の話ですが、結果的にそれはビジネスパーソンに対する総合的な安心感・安定感であり、これこそが「与信」の本質に繋がる大きな要素の1つです。
転職が決まっても、退職するその日までは今の会社の社員である立場を貪欲に利用して貴方の社会的な価値の証を残すべきだと強くお勧めします。

 

ものすごく細かい話になりますが、具体的に見ていきましょう。

肩書の入った名刺

「私、元々は◯◯で技術者をしておりまして…」

転職後にこうした会話をすることは悲しいかな非常に多いです。
それはラポールの一貫であることもあれば、相手に値踏みされているような局面であることもあります。

 

優秀な実績と事例ある方ならば、社を去った後でも公開ホームページや業界紙にその痕跡を残すことはできるかと思います。
しかしながらそこは自分のコントロールが及ばない場所、信じるられるカードは自分の手元に置いて管理するべきです。

 

名刺は配る必要はありませんが、貴方の過去を証明してくれる大切なアイテムです。

会社が発行するクレジットカード

法人カード 法人発行のクレジットカード
支払いは企業が実施し、退職時に返却 企業が国際ブランドと提携して発行する退職後も使用可能なクレジットカード

 

大手企業になると傘下に金融系の会社をもっていたりすることがあり、社員とその家族向けの福利厚生の一貫で企業名の入ったクレジットカードを発行しています。
それはいわゆる経費精算のために発行・貸与される法人カードとは異質のもので、個人として所有し続けることができるものです。

 

社員証などは退職の際に返却する必要がありますが、こうした退職後も残るアイテムは積極的に取得しておくべきです。
くれぐれも、貴方が次の会社で信用を得られないからという話ではなく、貴方の過去とその経歴の客観的な証明品としての意味合いを意識しましょう。

自分の仕事・実績・事例が掲載されたあらゆる刊行物

自分の仕事が載る可能性があるもの
ホームページ、社内報、グループ機関誌、各種表彰状

 

発明品や特許は企業のものになることが多い労働契約ですが、その偉業を成し遂げたのは他でもない社員です。
とにかく今後のキャリアを歩む上で、自分の実績を客観的に示すものは徹底的にアーカイブすることです。

 

ホームページもいつまでも同じ形とは限りませんし、社内報は機関誌は社員でいるうちしか手に入らないものです。
退職するその日まで、貪欲に自分の証を追い求め続けて下さい。

登録すべき転職エージェント

リクルート出身で自身も数度の転職経験を持つ筆者が選びました。

転職エージェントには個々の強みと特色が存在します。
貴方にとってベストに近い選択肢を複数持ち、積極的に彼らを利用していきましょう。

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